2018年07月25日
霊柩車は時代の変化を垣間見れる1つ
葬儀をするには霊柩車の存在が欠かせません。その車は告別式の日に火葬場まで故人の遺体を搬送するためだけに使われ、死亡した病院や自宅から通夜や告別式会場までの搬送では、これとは別の寝台車が使われます。さてその霊柩車は時代とともに変化の有様を見つけやすい部分の1つでもあります。
というのは昔の90年代くらいまでの車と今の車では外観があまりにも違いすぎるからです。90年代くらいまで使用されていたのは宮型と呼ばれていて、外観は実に金色装飾で派手な車でした。しかしこれは時代の変化なのか次第に敬遠されるようになって、ほぼ絶滅してしまいました。
それに代わって登場したのが洋型でした。これは外観装飾をやめて普通の車に見せています。しかしその洋型も細かく観察すると初期のころと今とではやはり違います。初期のころは運転室の後ろに棺桶を載せるスペースだったので、助手席に喪主しか乗れませんでした。
しかし今は同じ洋型でもリムジン型が増えてきています。リムジン型は運転席の後ろに後部座席があるので、助手席を含めて合計4人のご遺族が乗ることができます。その分車体も長くなりまして約8メートルほどとなってます。さらにリムジン型はまだ少数ながら黒以外の塗装も登場しています。黒以外の塗装では白色などが該当します。