2019年12月12日
それぞれの法要の時期や準備をする
忌服期間は、宗教によって違います。仏式の場合には死後七日ごとに七週間にわたって法要を営むのですが、現在、葬儀も形式ばっていないため、初七日、四十九日のみ行うケースが大半を占めています。法要を神式では『霊祭』といい、翌日祭からはじまり、死後十日ごとに忌明けとなる五十日祭まで続きますが、こちらも、それ以外は省略することが大半を占めています。
カトリックでは、死後三十日目に追悼ミサが行われ、プロテスタントでは死後一ヶ月目に召天記念日とする式典を行います。葬儀当日に繰り上げられることもある初七日忌などの忌日法要と、死後一年目からの年忌に分けることができます。
七七忌と合わせたり、遺族だけで行われるのは百か日忌でしょう。年忌は、三十三回回忌で弔い上げとすることが多いようです。また、仏式だけでいえば、寺院のない人の場合には僧侶への依頼であったり、場所の選定にも問題が生じるでしょう。
大体は、仏名を授けてもらった寺院に頼むようです。俗名で葬儀を執り行った場合であっても、同じ僧侶に依頼することができます。また、菩提寺で行うのが一般的ですが、なければ、墓地や霊園の一室を借りることができたり、あるいは自宅でも行うことが可能です。