2019年12月15日
火葬場のフル操業が続き、調整が楽でない葬儀日程
身の回りに高齢者が増えているので多くの家庭で葬式に参列する機会が増えてきたはずです。親戚や友人、知人が亡くなると近親者等から訃報連絡で通夜と告別式の予定日時を知らされますが、仕事等の都合を考えて参列する日時を返事するのが習わしです。
人が亡くなると医者の死亡診断書を役所へ届け出て火葬許可書を発行してもらい、葬儀会場や火葬場の手配をします。手配できたところで親族や友人、知人への訃報連絡等をするわけですから1日があっという間に過ぎてしまいます。
スムーズに手続きや会場予約ができれば亡くなった日の翌日に通夜、翌々日に告別式を行うのが一般的ですから葬式を終わるまでの期間として3日間必要になります。但し、近年、社会の風潮が葬式の簡素化に向かっていて、通夜と告別式を併せて1日葬で終わらせたり、通夜と告別式を省略して直葬で済ませてしまうケースも増えているようです。
従って、葬式に必要な期間が1日か、2日のケースも多くなってきたようです。一方で、人口の多い大都市圏では最近、亡くなる人が増えて火葬場がフル活動しても間に合わず、希望通りの予約が取れないことも珍しくありません。このような場合は通夜と告別式の日程を遅らせることになり、遺体は火葬場が空くまで祭壇や安置所に安置されることになります。従って、初めて喪主をする人は亡くなってから葬式を終えるまでの期間については葬儀社と良く話し合っておいた方が落ち着いて通夜と告別式に臨めそうです。