2017年08月27日
葬儀の供花に胡蝶蘭を選ぶときの注意点
菊やユリなどの花を使ったアレンジメントのスタンド花ばかりでなく、葬儀の供花として胡蝶蘭を贈ることも一般的にあることです。鉢に植えられたものであるため置き場所の対応もしやすく、高級感がある凛とした佇まいは故人を偲ぶ会場を飾るのにふさわしいといえます。
胡蝶蘭には天然の色で白・赤紫・イエロー・オレンジ系の色があるほか、人工的にブルーに着色したものもあります。しかし葬儀の供花としての用途に使用するのであれば、特別なこだわりがない限り、白い花のものを選ぶのが良いでしょう。
故人が亡くなってから、四十九日までは白い花を供えるのが一般的だからです。花の大きさも大輪のものと、ミディと呼ばれる小さめのサイズのものがあります。大輪は見ごたえがありますが、価格も上がります。予算に合わせて選ぶ必要があるでしょう。
また、葬儀の供花として胡蝶蘭を花屋で購入するときには、鉢の部分をラッピングをしてもらうのが一般的です。そのときに使用する不織布や和紙、リボンの色にも気を配る必要があるでしょう。用途を説明して注文すれば、間違いないはずですが、紫や濃緑などおさえた色を使うようにします。
そのほか、アレンジメントのスタンド花を贈る場合と同様に、贈り主の名前を入れた札を添えます。個人の名前や、複数人の連名、一同でまとめるなどのルールもスタンド花と同じですが、鉢という性質上、スタンド花よりも細い札立てを使用するため、札も小さめのものになることは理解しておきましょう。