浄土真宗の特徴および葬儀の独自マナー
浄土真宗というのは、親鸞が開いた宗派になります。こちらの宗派においては、南無阿弥陀仏と唱えることを通じて、すべての人が救われるという教えがあります。そして、着実に極楽浄土を訪れることができるという他力念仏という教義が存在します。その影響で、亡くなられた方はもうすでに極楽において誕生していると考えられています。ほかの宗派とは違った点については、引導もしくは出家や在家が無く、戒名ということではなく法名を付与されるそれから、信者を門徒と呼称するなどのしきたりが多数あるところです。
社葬の主な特徴および個人葬との相違
社葬とは、社長もしくは会長など、会社組織の代表者であるとか、創設者の様に実績を挙げた人などが命を落とした場合に取り組む葬儀になります。遺族及び会社サイドが足並みを揃えて実施しますが、運営、あるいは費用の分担につきましては、原則として会社サイドが負担することになります。主として一流会社で開催される割合が高いです。会社組織全体で亡くなられた方を偲び、会社内外から関係のあった方が訪れることから、参列する者の数が数百人をオーバーすることもあります。
葬儀に参列してくれた人には返礼品をお渡しします
お通夜や葬儀に参列してくれた人には、返戻品をお渡しするのが一般的です。返礼品というのは、お礼状と一緒にお渡しするお品のことで、弔問客全員にお渡しします。基本的には消耗品を選び、香典をいただいた人はもちろんのこと、香典をいただいていない人へもお渡しします。500円から1000円ほどのものを選ぶことが多く、お通夜に弔問してくれた人にはコーヒーやお茶など、口にするものを選ぶのが基本だと言われています。また、告別式に参列した人には、ハンカチやタオルといった使えるものを選ぶのが一般的です。
どのようなマナーや特徴があるのか
故人がある特定の宗教を信仰していた場合は、葬儀の際にその宗派に応じた作法で行なっていく必要があります。葬儀社によっては熟知していない場合もあるので、きちんと進める事が出来る所を選ぶ事が必要です。日蓮宗の題目でよく知られているのが南無妙法蓮華経で、これを繰り返し唱える事が非常に大事です。独自の作法として開棺と引導があります。開棺は僧侶が棺の傍らに立って柩を叩いて音を出しながらお経を読む儀式です。その際にお花やお膳などのお供えをします。